世界市場でアメリカが成功するかどうかは、優れた製品やサービスを生産する企業の能力と外国市場へのアメリカのアクセスを確実なものにする政府の力によって決まります。
まだまだなすべき事は多く残っていますが、多くのアメリカ企業は競争力強化のための果敢で広範な努力を始めました。
しかし、政府の政策はいまだに1940年代後半のやり方のままという時代錯誤に陥っており、1980年代をとりまく大きな経済的変化に関知せず、海外市場へのアメリカのアクセスを後押しし、守ることができないでいます。
政策の近代化が緊急に必要です。
しかし、アメリカはターゲットとなる国々に対して、マーケヅトを開放させる交渉をするためにアメリカ自身のマーケットを閉鎖するというような、大胆な手段を採る柔軟性に欠けているのです。
それどころか政府は、自由貿易と公正貿易という国際貿易の2つの主要な哲学の支持者の間の執拗な抗争のために、ずっとマヒ状態のままだといえます。
財・サービスが国境を越えて自由に移動することを主張する自由貿易論者は、アメリカ市場が開放されるべきだと言います。
よその国がアメリカからの輸入に障壁を築く限り自由貿易は不可能だと主張する公正貿易論者は、アメリカ企業が外国市場で同等なアクセスを許されるまでアメリカ市場へのアクセスは制限するべきだと言うのです。