野生種の取り引きはビッグ・ビジネスです。
動物の取り引きは厳重に監視されているのに、植物の輸出入がどういう状態にあるのかなかなか知りえません。
1977年に、少なくとも3800万個体の植物がアメリカ合衆国に持ち込まれ、多くは許可のないものです。
絶滅の危機に追いやられる動植物は、当然のことながら第三世界諸国に多く発生し、そういうものが西欧の工業国に持ち込まれます。
このため、取り引きの制限にかかわる義務が生産力の低い発展途上国の両肩にかかることになります。
これらの国々がこの問題に対処するのをバックアップするために、国際自然保護連合は、国際取り引きの規制を関係当局に働きかけて、1973年に最初の、ワシントン条約を結ばせました。
この条約は、加盟10か国がワシントン条約にもとづいた立法化を行ない、書類に批准した後、1975年から施行されました。
1980年までには、その調印国の加盟リストは、多くの国が植物保護に力を注ぐようになるにつれ、59か国にふくれあがっています。