マイペンライとかサバイなどのわずかな言葉だけで、タイの人々を定義する愚かさは避けるべきです。
・・・しかし、こうした言葉に出会う回数が多く、しかも否定的な使い方が目につきすぎるため、日本人だけでなく、多くの国の人が、この二つの言葉をタイ人気質を解くキーワードにしてしまうのです。
自給自足の経済段階ではないし、会話は親しい人とだけであるという時代ではなくなっています。
第三者への販売を目指す商品生産が多くなり、部品の一つ一つにまで細かな神経を配らねばならない時代となっています。
消費者としてみれば、製品の品質は高い方がいい(サバイ)し、値段は安いほうがサバイです。
しかし生産者としては、できるだけ額に汗しない方が「サバイ」です。
ここに、生産者としてのサバイと消費者としてのサバイとの衝突があり、マイペンライとの矛盾があります。